失業給付金っていくらもらえるの?
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失業給付金がもらえる条件は全て揃っていたことが確認できたら
気になるのが、
『失業給付金っていくらもらえるの?』
ですよね。
退職し、給付金申請し、さあ失業給付金が支給されました。
こんな少ないの?
じゃ~、今後の生活が大変になりますよね。
失業給付金は給与の○○%もらえるの??
失業給付金は給料にたいしておよそ50から80%程度です。
80%かぁ?
なんて考えてはいけません。
50%程度と思っていたほうがいいかと思います。
「私は稼いだから80%程度はいけるぞ!なんて思っていても実際60%ぐらいだった」
では、当初の自己見積もり少なくなるのでショックが大きいです。
「50%ぐらいだったけど実際70%ぐらいの給付金があった」
となれば、ちょっとラッキー的に嬉しくなりますからね。
失業給付金額ってどうやってきめるの?
では、実際どうやってきめるのでしょうか?
これは1日あたりの「賃金日額」決定して
その賃金日額に対して基本手当日額を決定するのですね。
1日あたりの失業給付金の算出方法
賃金日額の算出
賃金日額=退職前6ヶ月の給与総額(賞与除く)÷180日
基本手当日額
上で求めた賃金日額を下にある表1から表4にあてはめ、その給付率をかけると基本手当日額になるんです。
また、各日額は表5のように下限額も決められます。
ただし、※2、※3はw=賃金日額、y=基本手当日額として以下の方法で算出されてます。
※2 y= (-3w^2+70280w)/70600
※3 y= (-7w^2+126600w)/118000若しくは
y= 0.05w+4200 のいずれか低い方の額
^は指数を示します。
では例として35歳、月額総額30万円の例で算出してみます。
・賃金日額w=300000×6ヶ月÷180日=10000円
・基本手当日額a=(-7×10000^2+12660×10000)/118000=4796円
b=0.05×10000+4200=4700円
以上より金額の低い方となるので
基本手当日額y=4700円となります。
表1 離職時の年齢が30歳未満・65歳以上
賃金日額(w円) | 給付率 | 基本手当日額(y円) |
2300円以上4600円未満 | 80% | 1840円から3679円 |
4600円以上11660円以下 | 80%から50% | 3680円から5830円(※2) |
11660円以上12790円未満 | 50% | 5830円から6395円 |
12790円(上限額)超 | - | 6395円(上限額) |
表2 離職時の年齢が30歳以上45歳未満
賃金日額(w円) | 給付率 | 基本手当日額(y円) |
2300円以上4600円未満 | 80% | 1840円から3679円 |
4600円以上11660円以下 | 80%から50% | 3680円から5830円(※2) |
11660円以上14210円未満 | 50% | 5830円から7105円 |
14210円(上限額)超 | - | 7105円(上限額) |
表3 離職時の年齢が45歳以上60歳未満
賃金日額(w円) | 給付率 | 基本手当日額(y円) |
2300円以上4600円未満 | 80% | 1840円から3679円 |
4600円以上11660円以下 | 80%から50% | 3680円から5830円(※2) |
11660円以上15620円未満 | 50% | 5830円から7810円 |
15620円(上限額)超 | - | 7810円(上限額) |
表4 離職時の年齢が60歳以上65歳未満
賃金日額(w円) | 給付率 | 基本手当日額(y円) |
2300円以上4600円未満 | 80% | 1840円から3679円 |
4600円以上10500円以下 | 80%から45% | 3680円から5830円(※3) |
10500円以上14920円未満 | 45% | 5830円から6395円 |
14920円(上限額)超 | - | 6714円(上限額) |
表5 賃金日額・基本手当日額の下限額
賃金日額の下限額 | 基本手当日額の下限額 |
2300円 | 1840円 |
これで給付金の想定額がわかりますね。