就業手当は微妙にすごい手当
就業手当ってなに?
就業手当の説明の前に
就業手当の給付されるにはある条件があるんです。
就業手当の給付される条件
就業手当の給付をうけるには
・すでに給付金対象者である
・支給残日数が所定給付日数の1/3以上、かつ。45日以上ある
の2点が条件です。
就業手当をいただく
給付可能な条件をクリヤーされた方はちょっと嬉しくなりますね。
では、この手当をご紹介します。
この手当はアルバイトすると基本手当の3割が支給されるんです。
支給額は1747円という上限がありますが
アルバイトしながら給付をうけられるのは嬉しい手当ですよね。
この就業手当ですが、
以前もご紹介した再就職手当と常用就職支度手当、就業促進定着手当に今回ご紹介した就業手当と合わせ4つの手当をまとめて
『就業促進手当』と言っているんだそうです。
簡単にいうと
就業手当:アルバイト的な仕事についた方
再就職手当:正社員で就職した方
の手当です。
結局のところ、「はやく働いてね」という意味合いで創設された手当だそうです。
これでダブルで収入が!
と、思ったかた、注意が必要です。
就業手当のワナ?
基本手当✕30%+就業手当が受給可能であっても
ワナといったら大げさかもしれませんが
注意することがあるんです。
しかし、この日額上限1747円の給付をうけると
その受けた日数分は基本手当が支給されたとみなされるんです
例えば
・支給残日数60日
・基本手当5000円/日
の方が日額基本手当の30%分を20日間アルバイトしたとします。
そして、就業手当の給付(上限)を受けたします。
この場合
給付金=5000円/日✕30%+1747円(上限)=3247円/日となるので
20日間の収入+給付=64940円となるわけです。
しかし、支給残日数は40日になるんです。
アルバイトもしなかったら20日間の給付金は
給付金=基本手当5000円/日✕20日=100000円です。
個々によって日額はちがうのでなんともいえませんが
アルバイト+就業手当=収入と考えると
この例だとアルバイトしないほうが収入は多くなりますよね。
このようなケースとなるとわかっていても
仕方なくアルバイトした場合は
働いた分を不支給にしてもらい
その分をあとにまわしたほうがいいかもしれません。
なんで就業手当なんてあるの
さっきの事例でもあったように就業手当の必要性ですよね。
この手当、実は、原則として対象者全員申請なんです。
全員ですよ。
考え方によってはこの制度
失業給付金の減額を狙ったカモフラージュ手当としか思いませんよね。
この手当も管轄のハローワークによって相違があるようです。
ハローワークの担当の方によく伺ったほうが得策です。
また、この法案も頻繁に変更されるので気をつけて下さい。